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日本のエチレン設備稼働率は再び 80% を下回る

出典 : シノケムニューネットワーク
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September 5, 2023, 10:56 AM

  日本石油化学工業協会はこのほど、今年7月の日本エチレン設備の利用率が76.5%であることを示す7月の業界統計を発表した。このデータが80%を下回るのは2009年以来初めてだ。同協会は,エチレン設備利用率が低い要因は,世界経済の停滞と樹脂需要の持続的な低迷であると分析している。
  エチレンは自動車,家電製品,日用品の製造に用いられる合成樹脂の原材料である。2009年2-3月に世界金融危機が勃発し、経済が冷え込んで以来、日本全国の12セットのエチレン設備使用率は2カ月連続で初めて80%以下に低下し、12カ月連続で90%以下になった。目標値かどうか。同協会は,この利用率が引き続き下位であれば,化学工業企業の業績を押し下げる大きな要因となると指摘している。
7月の日本のエチレン生産量は411,100トンで同15%減少した。中国の消費では、その支出は主にサービス業、包装材料などの樹脂需要が低迷している。また、世界の製造業の成長鈍化と市場需要の疲弊もエチレン設備の利用率を低下させた。
  同協会は、日本石化業界には長期的に供給過剰の構造的問題があるが、その生産能力は中国の需要を超えていると分析している。中国のエチレン関連施設増産への投資が進んでおり、過剰生産量もアジア市場で競争を展開している。そのため,日本のエチレン製品輸出も問題となっている。資料源:中化新網